結局「ニュータイプ」って何なの?

こんにちは、管理人のふかむらさきです。

今回は宇宙世紀ガンダムを語る上で外せないテーマ『ニュータイプ』について解説していきます。

ガンダムを詳しく知らない人も一度は耳にしたこともあるかもしれません。

「ニュータイプって相手の動きが読めるアムロとかのことでしょ」

と認識している人も多いかと思います。

その認識は半分正解ですが、もっと広い意味があるんです。

しかも厄介なことにこのニュータイプは、作中でも明確に描かれていません。

そのため、登場人物によって「ニュータイプ」という言葉に込める意味合いが違ったりしています。

そんなややこしいニュータイプについて今回の記事を読んでもらえればなんとなく理解できるようになります。

それでは、いってみましょう!

目次

ニュータイプの始まり

まず最初にニュータイプの概念を提唱したのはジオン・ズム・ダイクンです。

ダイクンは宇宙移民者の可能性として、

人類が宇宙へ進出すれば、互いをより深く理解できる新しい存在が生まれる

と考えました。

この概念は、これまで地球という一つの惑星でしか生活していなかった人類が宇宙へ生活圏を広げたことによって

  • 地球の重力や環境に縛られない
  • 広大な空間で生活する
  • 新しい感覚が必要になる

といった要因から人類の認知能力も拡大するのではないかといったものでした。

つまり、”これまで争い続けていた人類がやっと互いを理解し争わなくなる可能性を持つ存在“として希望を見出していました。

しかしダイクンはニュータイプを見ることなく倒れてしまいます。

ザビ家のニュータイプ観

ダイクン亡き後、ジオンを率いたザビ家はダイクンの提唱したニュータイプという存在に対しては懐疑的でした。

そもそもニュータイプと呼ばれる人物はまだ一人として現れていなかったのです。

しかし国民から支持されていたダイクンの思想は無視できなかったため、これを利用することを考えます。

しかも同じザビ家の中でもニュータイプの捉え方は様々でした。

ギレンのニュータイプ観

ザビ家の中でも圧倒的なカリスマを持ち、国民を扇動することに長けていた長男のギレン・ザビはニュータイプを、国家進化の象徴として捉えていました。

ギレンはニュータイプについて、

宇宙に進出した我々のみ進化する可能性があり、地球にいる人類より優れている

と捉え、”人類の進化”という部分を切り出して国家理念に利用するためにすり替えてしまいました。

これは平和を望むダイクンの思想とは真逆の人類を分断する選民思想そのものでした。

キシリアのニュータイプ観

兄ギレンと対立していた長女キシリア・ザビは、ニュータイプについてギレンとは違う捉え方をしていました。

それは、戦力としての価値を重視するものでした。

つまり、これまでの人類が持っていない感覚を持ったニュータイプという存在が出現すれば、強力な兵士として使えるのではないか。

と考えたのです。

キシリアは自分の管轄する組織としてニュータイプを研究する機関を作り、戦争に利用することを試みます。

ニュータイプの特徴

物語が進むにつれ、ニュータイプ能力を持つ人物や徐々にニュータイプとして覚醒していく人物が登場します。

そんなニュータイプにはどのような特徴があるのでしょうか。

おおまかには以下の三つの特徴が挙げられます。

  1. 相手の気配を感じ取る
  2. 空間認識能力が高い
  3. 心が通じ合う

1.相手の気配を感じ取る

まずニュータイプの特徴として挙げられるのは、相手の気配を感じ取れることです。

自分や周囲に危機が及びそうな時や、強烈な殺意や悪意を感じ取ることができます。

また、その延長として相手の動きの先を読むこともできます。

この能力はガンダムのゲームや様々なオマージュ等で最も印象が強く知っている人も多いかと思います。

2.空間認識能力が高い

ニュータイプは宇宙空間のような三次元的な戦場でも、計器に頼らず直感的に正確な位置を把握することができます。

そのため多くの敵味方が入り乱れている戦場でも他のパイロット達よりも自由自在に動き回ることができます。

3.心が通じ合う

お互いがニュータイプである場合、言葉を交わさずとも互いに感情や考えの共有ができます。

要はテレパシーのようなもので会話ができてしまうということです。

利用されるニュータイプ

解説した3つの特徴を持つニュータイプ、

本来ダイクンが提唱した平和的な存在としてのニュータイプにとっては

3つめの「心が通じ合う」能力こそが最も大切ですが、

作中ではこの特徴は重要視されずに、

ジオンからも地球連邦からも他の2つの能力による戦闘能力として注目されてしまいます。

そして徐々に本来の平和的な存在ではなく、戦場を支配する存在として恐れられていきます。

まとめ

ニュータイプとは、宇宙という新しい環境の中で生まれるかもしれない”人類の新しい可能性”です。

元々は人類の平和に向けた希望の架け橋となりうる存在としてダイクンが提唱しましたが、

ニュータイプという言葉を選民思想として利用し国民の戦意高揚を図ったギレンや、

ニュータイプの能力を戦場で利用しようとしたキシリア等、

いずれも平和とは程遠い存在として利用しようとした人物達によってニュータイプ達は大きな苦難を抱えることになります。

そして宇宙世紀ガンダムでは「ニュータイプとは何か?」

「本当に人類は進化できるのか?」

という問いが繰り返し描かれます。

そしてそれに対する明確な答えは示されません。

次回はそんな宇宙世紀ガンダム世界観の中心とも言える「シャア・アズナブル」について解説していきます。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本日の宇宙世紀用語

ニュータイプ

 ジオン・ズム・ダイクンが提唱した”進化した人類”

ギレン・ザビ

 ザビ家長男 ニュータイプを選民思想の象徴として掲げる

キシリア・ザビ

 ザビ家長女 ニュータイプの特異な能力を戦場で利用しようとする

この記事を書いた人

平成産まれのガンダムおじさんです。
小学生の頃、家にあった劇場版三部作を観ているうちにいつの間にかガンダムにハマっていました。

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