こんにちは、管理人のふかむらさきです。
前回の記事でモビルスーツが登場した背景、そしてジオンが開発した最初のモビルスーツことザクについて解説しました。
今回は地球連邦軍が開発した『ガンダム』について解説していきます。
8回目の記事にしてようやく主役メカの登場です。笑
それだけガンダムの世界は物語の背景が奥深いということですね。
それでは、いってみましょう!
ガンダム開発のきっかけ
前回も解説した通り、ジオンが開発に成功したモビルスーツのザクが登場したことで地球連邦軍とってモビルスーツは大きな脅威となっていました。
一方の連邦軍は、戦闘機や戦車や宇宙戦艦を中心といった従来の兵器しか開発されていませんでした。
その結果、独立戦争をしかけたジオンの攻撃によって連邦軍は短期間で宇宙拠点の多くを失うほどの劣勢に追い込まれてしまいました。
モビルスーツの脅威を実感した連邦軍はモビルスーツの重要性を痛感し、持ち前の資金力と技術開発力を注ぎ急ピッチで開発を進めていくことになります。
連邦軍の切り札「V作戦」
この危機的な状況を打開するために立案されたのが『V作戦』です。
これは簡単に言うと「ジオンのものより強力な連邦軍のモビルスーツを開発し、戦局を逆転させる極秘計画」です。
この作戦には大きく3つの目的がありました。
- モビルスーツの開発
- モビルスーツ運用を前提とした戦艦の開発
- 量産機開発のためのデータ収集
1.モビルスーツの開発
まず、最初の目的として肝心なモビルスーツの開発を急ぎました。
開発されたのは、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク の三種でした。
ガンダムはともかく、残り2種は「?」となる方もいるかもしれません。
↓こんなのです
見てわかる通り、どれもみんな印象が違いますよね。
ここで重要なのは、最初から目的の違う複数タイプを同時開発したことです。
ガンダムは近距離、ガンキャノンは中距離、ガンタンクは遠距離
といった感じです。
2.モビルスーツ運用を前提とした戦艦の開発
連邦軍は多くの戦艦を保有していましたが、モビルスーツを開発していないのでそれらを搭載できる艦はありませんでした。
そこでモビルスーツと同時に開発されたのが『ホワイトベース』です。
↓これです
ホワイトベースはモビルスーツの格納・補給整備が可能です。
また、離発着のためのカタパルトも備えた母艦です。
つまりV作戦は
「モビルスーツを中心にした新しい艦隊」を作る計画でもあったのです。
3.量産機開発のためのデータ収集
最後の目的は量産機開発のためのデータ収集でした。
いくら資金が潤沢で巨大な軍事力を持つ連邦軍といえど、新兵器をいきなり量産することはできません。
そこで先ほどの3種は採算度外視でとにかく高性能(特にガンダム)なものとして開発を進めました。
そして、開発した3種のモビルスーツの戦闘データをもとに量産機を開発しようと考えたのです。
つまりガンダムは
「量産機を作るための試作機」として開発されました。
開発の中心人物「テム・レイ」
このV作戦の中心人物は何を隠そう、アムロのお父さんこと『テム・レイ』でした。
テムは技術者として連邦軍に携わっていました。
そしてジオンより遅れていたモビルスーツ開発を挽回するため以下の特徴を盛り込みました。
- ジオンより高性能
- ビーム兵器の搭載
- 学習型コンピュータ
1.ジオンより高性能
開発を進めたモビルスーツは当時猛威を振るっていたザクより強力なものでなければ意味がありませんでした。
そこで、装甲・出力・機動性の全てにおいてザクを上回る性能を目標としました。
特に、『ルナ・チタニウム(ガンダリウム)装甲』はザクの武器ではほとんどダメージを与えられないほど強い装甲でした。
2.ビーム兵器の搭載
連邦軍のモビルスーツはザクが搭載していなかったビーム兵器を装備しています。
『ビームライフル』や『ビームサーベル』
一度は耳にしたことがあるかもしれません。
特にビームライフルは、当時戦艦クラスにしか搭載できなかった兵器でした。
これをモビルスーツサイズで運用した画期的な技術でした。
3.学習型コンピュータ
連邦軍のモビルスーツには戦闘データを学習するコンピュータが内蔵されていました。
そのため、蓄積されたパイロットの戦闘データを機体制御に活用することで、戦闘を重ねるほど実戦向けに調整されていきました。
また、このコンピュータのデータは後の量産機開発においても重要なサンプルデータとして活用されることになります。
ガンダムの強さと弱点
これまで解説した通り、ガンダムは採算度外視で連邦軍が開発した技術の結晶のようなものでした。
また、従来兵器に対抗すべくザクを開発したジオンに対して、
ガンダムは対モビルスーツを意識して開発されました。
そのため、
- 強固な装甲(ルナ・チタニウム)
- 一撃で敵モビルスーツを破壊できる兵器(ビームライフル)
- 圧倒的な機動力
を活かしてザクを圧倒できました。
しかし、試作機的な要素が強かったため実戦投入できたガンダムは一機のみでした。
そのため整備効率は悪くしばしば整備士を悩ませていました。
まとめ
今回はガンダムの機体について解説しました。
もともと国力が劣るジオンが起死回生をかけて開発したザクに対し、
国力では大きく勝る連邦がザクを攻略するために開発した試作機がガンダムでした。
普通、ロボットアニメでは「圧倒的に大きな敵に立ち向かう主人公ロボット」
という構図が一般的かと思います。
ところがガンダムでは真逆という点がなんとも面白いポイントです。
そして驚くことに今回解説したV作戦が完了(ガンダム開発)するタイミングの話が「機動戦士ガンダム」第一話です。
そう、今回まで解説した話を踏まえての第一話です。笑
これでは初見の人がいきなり観ても理解は難しいですよね。
と同時にこれだけ世界観が作りこまれているからこそ、時系列をずらした作品等が作られやすいのだと思います。
次回は、ガンダムを語る上で切っても切れない存在「ニュータイプ」について簡単に触れていきます。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
・V作戦
連邦軍がモビルスーツやその母艦を開発したプロジェクト
・ガンダム
連邦軍が開発した近距離戦モビルスーツ
・ガンキャノン
連邦軍が開発した中距離戦モビルスーツ
・ガンタンク
連邦軍が開発した遠距離戦モビルスーツ
・ホワイトベース
連邦軍が開発したモビルスーツ母艦
・テム・レイ
V作戦の中心人物でアムロの父
・ルナ・チタニウム(ガンダリウム)
ガンダムに用いられた強固な装甲
・ビームライフル
戦艦クラスの威力を持つモビルスーツ用兵器
・ビームサーベル
ビームの刃を持つ接近戦用兵器


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