こんにちは、管理人のふかむらさきです。
今回は7回目の記事にしてやっと『モビルスーツ』について解説していきます。
ガンダムに登場するモビルスーツはただのロボットではありません。
宇宙世紀という世界で生まれた戦争の形そのものを変えた兵器なのです。
どうしてモビルスーツが誕生したのか、それには技術だけではなく「ある事情」も深く関わっていました。
それでは、いってみましょう!
モビルスーツが生まれた理由
そもそもなぜ人型のロボット兵器が必要になったのでしょうか。
その背景には以下の二つがありました。
- ミノフスキー粒子
- ジオン側の事情
1.ミノフスキー粒子
まず大きなきっかけとなったのが『ミノフスキー粒子』という物質の存在です。
これはミノフスキー博士という人物がジオン公国で核融合炉開発を行っていた際に発見されたものでした。
この粒子の特徴は、「レーダーや通信を妨害する」というこれまでの兵器に大きな影響を与えるものでした。
この粒子を散布することによって
- 敵の位置がわからない
- 遠距離攻撃を当てづらい
- ミサイル等の誘導ができない
という事態になります。
その結果として「有視界の近距離で戦うしかない」という、昔に戻ったような戦術を取らざるを得なくなりました。
これは巨大な宇宙戦艦を大量に保有している地球連邦軍にとっては致命的な物質でした。
一方でこの粒子をいち早く発見したジオン公国は、これを利用し地球連邦軍との圧倒的な戦力差を覆すべく新兵器を開発していくことになります。
2.ジオン側の事情
もう一つの理由はジオン公国側の事情です。ジオン公国は「国」とはいえ、あくまで数あるサイドの内の一つでしかありません。
そのため、人口や資源が限られていました。
戦力差は1:30(ジオン:地球連邦)と言われたほどでした。
このまま正面から戦えば間違いなく負けてしまいます。
そこで、「少ない戦力で大きな戦力に勝つ」必要がありました。
その答えとして、高性能な少数精鋭の兵器の開発が不可欠でした。
なぜ人型ロボット兵器なのか
ミノフスキー粒子によって近距離戦が主流になり、ジオン公国の事情によって高性能な兵器が求められました。
その結果としてジオン公国は人型の兵器開発を進めていきます。
なぜ人型にしたかというと、
- 小回りが利く
- 作戦や戦法に応じた武器に持ち替えられる
といった点が挙げられます。
これは、「ミノフスキー粒子で地球連邦軍の戦艦中心の戦術を封じ、機動力を活かして敵艦を沈める」という戦法に見事はまりました。
こうして開発を進めた人型起動兵器が『モビルスーツ』だったのです。
ザクの登場
とうとうジオン公国はモビルスーツを完成させました。
それがみなさんもご存じの『ザク』です。

ザクは、ジオン公国が開発した最初の本格的な量産型モビルスーツです。
ザクの登場に登場によって戦争の主役は完全にモビルスーツへと移りました。
これまでの戦艦中心・遠距離攻撃主体から機動力のあるモビルスーツによる近距離攻撃主体となりました。
そしてザクは大きな戦果を挙げて地球連邦軍を一気に窮地に追い込んでいきます。
なぜザクは強かったのか
ジオン公国に対して数も火力も勝る強大な地球連邦軍に対してザクが圧倒できたのは以下の理由があったからです。
- ミノフスキー粒子との相性
- 数を揃えられた
- 連邦側が対応できなかった
1.ミノフスキー粒子との相性
先ほども述べたように、ミノフスキー粒子を用いた戦法によって戦艦中心の連邦軍兵器を十分に活かせないようにしつつ、ザクは素早く動き回って戦艦に接近することができました。
懐に入られてしまえば戦艦は無力といっても過言ではありません。
これによりザク一機で何隻もの戦艦を堕とすパイロットも複数いました。
2.数を揃えられた
ザクはただの試作機ではなく、実戦のために量産できる設計でした。
また、量産機として用いることで損傷や故障した場合でも乗り換えや部品交換がスムーズに行えたので、優秀なパイロットが常に最前線で戦えたことも大きなメリットでした。
これは短期間で一気に戦力を増強したいジオン公国にとっては必須でした。
3.連邦側が対応できなかった
当時の地球連邦軍は、まだモビルスーツを開発できていませんでした。
そのため、ジオン公国が突然繰り出してきたきたミノフスキー粒子とモビルスーツに対しての対処法が確立していない中で戦うことになりました。
それは、連邦軍を見据えて虎視眈々と水面下で準備を進めていたジオン公国に対し不意打ちをくらった連邦軍といった構図でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
モビルスーツは、ミノフスキー粒子による戦争の変化と、ジオンの戦略的な事情から生まれた兵器です。
「環境」と「戦略」この2つが重なったことで、人型兵器という新しい戦いの形が生まれました。
そして最初に開発されたモビルスーツがザクでした。
ザクはただの「やられメカ」ではなく、むしろ脅威として君臨していた存在だということがご理解いただけましたでしょうか。
そして、そんなザクに対抗すべく連邦軍が開発したのがあの『ガンダム』だったのです。
次回はやっと!ガンダムについて解説します。
ちなみに今回までの記事はまだ「機動戦士ガンダム」の第一話よりも前の話です。笑
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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レーダーや通信を妨害する粒子
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人型起動兵器(ロボット)
・ザク
ジオン公国が最初に開発に成功したモビルスーツ
「機動戦士ガンダム」が始まるまでの物語 |

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