こんにちは、管理人のふかむらさきです。
前回の記事で地球連邦とジオンの関係について簡単に触れました。
宇宙に住む人々の不満が高まる中、その流れを決定づけたのは「ある人物たち」でした。理想を掲げた人物と、その後を引き継いだ者たち。ジオンの誕生は二つの流れによって形作られていきます。
今回は前回の内容をもう少し掘り下げて、誰がジオンを先導してどのようにして独立を宣言するまでに至ったのか解説していきます。
それでは、いってみましょう!
ジオン・ズム・ダイクン
宇宙に住む人々の間に漠然とした不満や違和感が広がる中、その思いを”言葉”として示したことで支持を集めた人物が現れます。
それが、『ジオン・ズム・ダイクン』です。
なぜ支持を集めたのか
ダイクンが特別な存在だったのは、ただ単に地球連邦政府への不満を語ったのではなく、これからの人類がどうあるべきかを掲示し、感情ではなく”思想”として示しました。
それは「宇宙で生きる人々は、宇宙で自立すべき」という思想でした。
また、これまで人類が生活していなかった宇宙という新しい環境の中で人類は新たな可能性を持つのではないか、という考え方も示していました。
そして宇宙に住む人々(スペースノイド)の多くはそれを正しいと感じ支持を拡大していきました。
影響の広がり
それまでバラバラだったスペースノイドの不満は、ダイクンの思想や言葉によって一つの方向を持ち始めます。
ダイクンの思想を支持する人が増えていき、多くのスペースノイドの意識も変わり始めます。それは一人の思想から「共有された思想」へと昇華していきました。
ダイクンの死
宇宙に住む人々の意識を変え一つの方向へ導いたダイクンは、サイド3の首相となりU.C.0058に『ジオン共和国』として独立を宣言します。(ちなみに「機動戦士ガンダム」第一話当時はU.C.0079なので21年前の出来事です)
その結果、地球連邦政府はジオン共和国を警戒し、経済制裁や軍を派遣することで主導権を得ようとしました。
しかし、それはかえってサイド3住民の反連邦政府運動を強めてしまいます。これはダイクンの望むことではありませんでしたが、強大な地球連邦政府から独立するためにやむを得ないと葛藤していました。
そんな中、U.C.0068に彼は志半ばで急死してしまいます。これにより「理想の時代の終焉」を迎えることになります。
ダイクンの死によって宇宙世紀の流れが大きく変わっていきます。
ザビ家の台頭
理想を掲げた指導者を失った後、その空白を埋めるように新たな人物が台頭します。それが『ザビ家』でした。(この「家」というのはマフィア等のような「ファミリー」的なものではなく、ガチの家族です)
ザビ家とは父親とその子供たちのことを指します。そのザビ家の父親である『デギン・ソド・ザビ』はダイクンの盟友でもあり、ダイクン亡き後政治の主導権を握りジオン共和国二代目首相に就任します。
デギンはジオン共和国により強い統制力を持たせるために公王制を敷き、民主制のジオン共和国から絶対君主制の『ジオン公国』へと変化させました。名前や宇宙移民者の思想はダイクンの意思を継承していますが、ここから国の方針は大きく変化していきます。
そして自分自身も初代ジオン公王を名乗り、子供たちを要職に就かせ国を治めていきます。
デギンの思想
デギンはダイクンの盟友ではありましたが、思想は大きく違いました。ダイクンが宇宙という新たな環境に進出した人類の可能性を信じて平和的に独立を望んでいたことに対し、デギンはそんなダイクンは哲学的なものを語る単なる思想家に過ぎないと考えていて、圧力をかけてくる地球連邦政府から独立するには共和制よりもさらに統治体制を整え強力な権威を確立することが必要だと考えていました。
つまり、ダイクンが”未来”を語っていた一方でデギンは”いま”どのように地球連邦政府から独立できるかを考えていたともいえます。
ジオン公国はなぜ強大になったのか
宇宙の一地域から始まった国家がなぜ地球連邦に対抗できるほどの力を持つようになったのか。それは絶対君主制による統制力のみならず、いくつかの理由があります。
宇宙という環境
ジオン公国の拠点は宇宙コロニー群です。つまり最初から宇宙空間での活動を前提とした社会でした。
- 宇宙での生活技術
- 宇宙航行技術
- 宇宙工業の基盤
これらは宇宙での戦闘において有利な立場にありました。
軍事開発への集中
ジオン公国は地球連邦政府へ対抗するため軍事力の整備を強く推し進めました。
そのカギとなるのは宇宙戦闘に特化した戦術とそのための新兵器開発でした。これが『モビルスーツ』です。(やっと出てきましたね、詳しくは次回解説します)
思想による動員力
ジオン公国には、
- 独立という目標
- 宇宙居住者としての誇り
- ダイクンの思想の影響
がありました。これは単なる軍事国家ではなく、「自分たちの未来を守るため」という意識を人々に与えていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「ジオン」と一括りにいってもダイクンが政治運動の先に樹立した民主的な「ジオン共和国」と、そこからダイクンの意思を継ぎつつもさらに強大な力をつけて独立を図った「ジオン公国」といった流れがありました。
そして軍事拡大の末にジオン公国は地球連邦政府に対して独立戦争をしかけます。
次回は、ジオンどうやって30倍もの戦力差がある地球連邦政府と戦争をできたのか、その肝となる『モビルスーツ』について解説していきます。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
・ジオン・ズム・ダイクン
宇宙移民者の可能性を信じ、自治独立を提唱した政治家
・ジオン共和国
地球連邦政府から独立するためダイクンが樹立した民主国家
・デギン・ソド・ザビ
ダイクンの後を継いでより強大な国家へと導いた政治家
・ジオン公国
ジオン共和国を更に強大にするためデギンが樹立した絶対君主国家
・ザビ家
父デギンをはじめジオン公国の中心にいた一族


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