こんにちは、管理人のふかむらさきです。
以前の記事で宇宙の地理についてはご理解いただけたかと思います。


今回は宇宙世紀を語る上では欠かすことのできない『地球連邦』と『ジオン』について触れていきます。
なんとなく「ガンダム(アムロ)は地球連邦で、ザク(シャア)はジオン」という認識は皆さんご存じかと思いますが、実はこの二つの勢力は人口も資金力も大きな差があります。今回の記事を読んだ後では、ガンダムは「単なる二つの勢力のガチンコ戦争物語」ではないことがわかると思います。
まずは二つの勢力の立場と関係性を理解することを目的に、それぞれの勢力をシンプルに整理していきます。
それでは、いってみましょう!
地球連邦とは
地球連邦とは、地球圏全体を統治している中央政府です。人口増加と環境悪化によって宇宙移民が始まると地球・月・コロニー群をまとめて管理する必要が出てきました。そこで作られたのが地球連邦政府です。
サイドや各コロニーも自治区として自治権や行政機能はありますが、最終的な統治権や軍事力は地球連邦が握っています。日本で例えるならば、「地球連邦=日本政府」「サイド=都道府県」「バンチ(コロニー)=市町村」といったイメージです。
巨大な軍を持つ政府であり、作中では「連邦」や「連邦政府」「連邦軍」といった呼ばれ方をします。U.C.0079当時は総司令部は南米のジャブローという場所にあります。
一方で、以下のような問題も生まれます。
- 政治の中心が地球に偏っている
- 地球居住者が優遇される
- 宇宙移民者の発言が弱い
- 官僚主義や政治腐敗
人口は宇宙に住む人々のほうが多いのに政治は地球中心といった状況です。なんだか都市部と地方部での意見の相違等、現実でもありそうな話ですよね。こうした「統治はしているが、公平とは言い切れない」構造が宇宙世紀での重要な設定になります。
地球連邦は、秩序を守る統治組織であると同時に宇宙移民との間に摩擦を生んだ存在でもありました。
ジオンとは
ここまで読んで「あれ?地球圏全体を地球連邦が統治しているなら戦う相手のジオンはどこにいるの?」と思う方もいるかと思います。実はジオンは数あるサイドの内の一つであるサイド3なのです。

ジオンは、宇宙に住む人々の自治や独立を求めて生まれた勢力です。宇宙移民が進む中で、先ほどの地球連邦が抱える問題から「宇宙で暮らす人々が、自分たちの社会を自分たちでつくるべきだ」という思想が高まっていきました。特に地球から最も離れたサイドであるサイド3ではそのような動きが活発で、この考え方がやがて独立運動へと発展していきます。
ガンダムを詳しく知らない方は「ジオンという大きな敵に主人公のアムロ達が立ち向かっていく」そんな内容だと思っていたかもしれません。しかし実際は巨大な地球連邦政府の圧政から独立しようと動いた組織がジオンだったのです。
この絶妙な設定で誕生したジオンの存在こそ僕たちガンダムファンが夢中になる大きな要因(独断と偏見)なのです。
しかし、「たった一つのサイド」でしかない訳で、当然人口も国力も地球連邦と比較するととても小さいです。作中でも国力について語られますが、その差はなんと1:30(ジオン:地球連邦)!
これだけの差があるにも関わらずいったいどのようにして地球連邦と争えたのかは今後の記事にて触れていきます。
まとめ
今回の記事では地球連邦とジオンについてざっくりと解説しましたがいかがだったでしょうか。大きな二つの勢力による戦争ではなく、大きな勢力の中のごく一部の組織が独立のために戦う物語だということが今回最も伝えたかったことです。
つい虐げられてきた人々を応援したくなりますよね。でも宇宙世紀ではそれは敵側として描かれることが多いのです。だからこそ、主人公達だけに感情移入せずに敵側のキャラクターにも感情移入できます。そして、それぞれの立場から物語を見てみると色々と考えさせられます。こういった設定だから宇宙世紀シリーズがいまだに続いていて僕たちファンを虜にしているのかもしれませんね。
今回は以上です。次回は今回登場したジオンについてもう少し詳しく解説していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
・地球連邦
地球圏全体を統治する巨大な政府
・ジャブロー
地球連邦政府の総司令部で南米にある
・ジオン
地球連邦からの独立を掲げるサイド3

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